EX印鑑ケース
「指を傷つけない」「ポケットに引っかからない」
当店では、安全性を高めた『EX印鑑ケース』を採用しています。
近年PL法の気運が高まるなか、安心して使用できる印鑑ケースが登場しました。
このEX印鑑ケースは、蝶番のパイプの両端に、丸みを帯びたキャップをすることにより、指に傷を付けたり、ポケットに引っ掛かったりする問題を解決した印鑑ケースとなっています。
手彫り印鑑を納めるのに最もふさわしいEX印鑑ケースを是非ご利用ください。
安全性を高めた、新しい印鑑ケースが登場!
印鑑ケースにまつわるトラブルやクレームを寄せる消費者は少なくありません。口金がゆるい、開きにくい、ケースの表裏が分かりにくく誤って印材を落としてしまう…など様々です。そしてトラブルの中でも特にやっかいなのが、蝶番の背パイプです。パイプの端が円筒のまま露出しているため、衣服のポケットやカバンに引っかかったり指を傷つけてしまうことがあります。
この解決策として、例えばパイプの両端を溶接して丸みを作る方法が考えらます。しかし印鑑ケースの蝶番は小さいため、見栄え良く溶接するのは難しいのです。技術力だけでなく製造コストの負担も大きく、印鑑ケースメーカーはこの問題に長年悩まされてきました。しかし最近になって蝶番のトラブルを解消した印鑑ケースが各メーカーから発売。安性を高めた印鑑ケースが増えています。
当店で取扱う「EX (エクセレント)印鑑ケース」もその1つです。背パイプ部の両端が丸みを帯びているので、物に引っかかったり傷つける心配がありません。
印章雑誌 現代印章掲載文
開発したのは印鑑ケースメーカーの有限会社【機達】(山梨県西八代郡市川三郷町)
同社の加藤常男社長は開発経緯について、「印鑑ケースヘの消費者の苦情は当社の耳にも届いており、何とかしたいと考えていました。
PL法の気運が高まっている中、メーカーとしても安心して使える印鑑ケースを作りたかった」と話す。 開発は困難を極めた。アイデアを形にしては「出来映えがよくない」「仕上がりにバラツキがある」と幾多の失敗を繰り返し、約2年の歳月を経て、EX印鑑ケースが完成した。この印鑑ケースの特徴は背パイプ用の「フタ」を取り付けたこと。フタは円柱と半球を組み用わせたパーツで、それを背パイプの穴に押し込める。こうすることでパイプの出っ張りを抑えることができる。
接着剤がいらない?圧入法でフタを固定!
実はこのアイデア、土木作業などで使う足場の鉄パイプがヒントになった。「工事現場を見たとき、土木作業員の怪我を防ぐため、パイプの両端にゴムのキャップが付いていた。これはケース作りに応用できるのでは……と思いました」(加藤社長)。フタの取り付けは圧入法を採用した。圧入法とは、外径よりも小さい内径に加圧挿入する結合方法。EX印鑑ケースの場合、フタの円柱部の外径は、パイプ穴の内径よりも若千大きく作られており、これを特殊な機械で圧を加えながら真っ直ぐ押し込めていく。接着剤を使わなくてもしっかり固定でき、振動などでフタが外れることもない。現在EX印鑑ケースは、モミ革に加えて「ワニ」「トカゲ」「オーストリッチ」などの高級皮革を採用した動物シリーズを用意している。高級印鑑ケースに「安全」という付加価値がプラスされたので、よりお客に提案しやすくなった。従来の印鑑ケースと比べて何が新しくなったのか、EX印鑑ケースの構造を写真やイラストなどで紹介するのもいいだろう。進化した印鑑ケース、 一度手にとってその安全性を確かめてみては?
第69代横綱 白鵬翔 関(現・宮城野親方) に贈呈された印章ケースを作製させていただきました。